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    12/23/2009

    一級不合格

    一級建築士落ちてしまった。
    当日の手ごたえからすると十分予想できたので特に落ち込むということもないけど
    いい知らせを届けたかった人達に申し訳ない。
     
    1年目の現場で、ここで埋もれたくないなと思って勉強してなんとか滑り込んだ。
    あの頃は、業務はそこそこに、自分の時間を優先するという割り切り方が出来ていた。
     
    希望通り残してもらった設計での仕事。
    試験が迫っても当然業務優先になる。
    とはいっても学校のある土日は休んでいたし、
    受かる為に必要な行動を選んでいたつもりだったので残念だ。
     
    新制度の学科に再挑戦。これに受かれば3回製図試験が受けられる。
    去年受けた時も、もう2度と受けたくないという気持ちだったけど
     
    またまとまった時間を作って勉強するいい機会だと思って頑張ろう。
     
    今の仕事量の中で、資格を取っていく。
    この業界にいる人皆が共有している辛さでもあり、
    プロとして自分がどうなりたいのか、
    その気持ちの強さを試されているんだと思う。
     
     
     
     
     
     
    10/13/2009

    製図試験

    去年同じ試験に落ちてからちょうど1年。
    設計に移ってから1年。
    1年前を思い出す。
     
    長々と準備してきたけどやっと一段落。
    もうこれで二度と受けなくていいっていう確信を持って終わりたかったけど
    残念ながらそうはいかなかった。
     
    チャイムが鳴ったときに小梁の寸法が空欄だったのに気付いた時はあせった。
    字を書くにも難しいくらい震える手をおさえつけるように
    浮くような汚い字でなんとか書いて終わり。
    自分の手がこんなに別の生き物のようになったのは初めてだった。
    設計上の見落としが無いように、何度もチェックしつつ、
    少し課題は易しめだったとは感じたけど慎重に進めたこと
    記述とか、意外と小物の作図量が多かったというのもあるけど
    そんな風に時間がぎりぎりになるのも力不足だったんだと思う。
     
    要求条件は基本的に満たしている。
    空欄も無い。
     
    ただ、
    地下機械駐車場のの範囲、
    守衛室、ショールーム事務室の室名
    自販機コーナー(自主設置)
    1Fの室外機置き場(自主設置)
    一部寸法
    カフェテリアの表記
    夜間通用口の表記
     
    この辺の文字記入が間に合わなかった。(絵は描いてあるけど)
     
    甘く見積もって
    欠落ではないということで失格にならなくても
    見直しの時間が取れなかったことによる
    書き込み不足の減点が積み重なって受かるのかどうか怪しいところ。
     
    少なくとも自分が採点官だったら
    守衛室っぽい部屋があっても試験の場合好意的な判断をするのかどうか。
    別に意地悪でもなんでもなく
    「惜しいけど残念だったね。気持ちはわかるけどこれは国家試験だから4段階だとBですね。」
     
    という判断をする気がする。
    昨夜は疲れていた上に睡眠改善薬を飲んだのに
    くやしくて寝付きが悪かった。
     
    まあ12月の発表までは羽を伸ばそう。
    毎週毎週しんどかったけど
    時間内に要求事項を満たすという作業は仕事の縮図なのですごく勉強にはなった。
    学科からやり直すにしても、去年気持ちでたまたま受かっただけだから
    基本をちゃんと勉強しなおすいい機会だと考えようと思う。
     
    この業界で一人前になるって決めたんやから、
    まだまだ先は長い。
    どう転んでもくじけないで頑張ります。
    今年は何事もそういう年らしい。
     
    人間の感受性には限界があるってつくづく思う。
    悲しいとか、辛いとか、ある一定のラインを超えると
    悲しさも辛さもあまり変わらない。
    振り切った針がたまに戻る瞬間、
    今はそんなちょっとした幸せを大事にしながら生きていきたい。
     
    今年はいろいろあったけど
    なんとかゼロまで戻れるように。
     
    今日は同期と朝ゴルフの打ちっぱなしに行って、
    昼間から夜までは死んだように寝て、
    夜の9時からなぜかふらっと覗きにいった近くのテニススクールの体験授業に参加してしまった。
    見てたらちょっと打ちたくなって。
    500円で近所のおじさんおばさんたちといい汗かいた。
     
    入ろうかな^^
     
     
     
    10/4/2009

    One week to go

    今日は寝すぎた。
    夢の中で、いつまでこんなとこで寝てるんですか?と
    前いた現場の主任と、今担当の現場の監理の人につまみ出された夢を見た。
     
     
    明日はラストの学校。
     
    起きていても寝ていても考えることは同じだ。
    昼寝のつもりが夜まで寝てしまい寝付けないので川沿いを走ってきた。
    外の空気は気持ちいい。
    自由ってだけで酒なんかいらないなと思う。
     
     
     
     
     
    9/27/2009

    あと2週間

    成り行きで幹事になってしまった部のゴルフコンペもあと1ヶ月半。
    教えてもらったサイトで色々なコースに申し込んでも全然予約できなくて
    E本先生に困って相談したら、昼間に電話すべしとのお告げをもらって
    現場からの帰り道、駅のホームで電話したらあっさり予約できて一安心。
     
    あとちょうど2週間に迫った一級建築士の二次試験。
    今日は2回目であり、最後の模擬試験があった。
    昨日全然眠れなくて、睡眠・栄養不足気味で望んだけど
    本番だと思って頑張って何とか完成。自己採点では大きい減点は無し。
    ここにきて残り時間に合わせて落ちのない図面を書く、
    と言うことに関しては自信が持てるようになってきた。
    心身しんどくて休みたくても無理矢理通ってきた甲斐があったのかな。
    そんな学校へ行くのも後一回。
     
    平日も休日も図面作成に追われ
    こんな資格が何やねん、と空しく思うことも多々あれど
     
    今の自分にとっては大事な目標の一つ。
    体調には気をつけて、
    ぜったい、ごうかくするぞ。
     
     
    6/7/2009

    久々の学校

    旅行とか、体調とか、仕事とか、色々あって1ヶ月ぶりに学校へ。
    昨日も補講に行ったので2日連続だけど授業自体は本当に久しぶり。
     
    久しぶりじゃないですか~と声かけてくれた人もいて、
    いつも口うるさい教務も黙っていたのは一番よかった。
     
    朝の10時前から夕方の5時まで休憩なし、その後解説やらが8時まで続く。
    行くたびにこんなことしてると身が持たないと思うけど
    一級建築士が取れないまま終わった今年を想像すると
    悲惨過ぎて許せないので何とか目を開けて、息をして、手を動かしている。
     
    不思議なもので気力も体力もほぼ無い状態で臨んでも
    そこそこ時間内に終わるようになってきた。
    この資格を取ったから何だというわけでもないけど
    一番いい季節の春から秋の週末を、
    こんなゲームの為に費やす年は今年で終わりにしたいな。
     
    昨日は気分を変えて自転車で学校に行ってみると
    あちこちで雨上がりの綺麗に咲いた紫陽花を見かけた。
    こういう季節物を見つけると、嬉しくなる。
     
    気付けば今年も半分が終わって夏はすぐそこ。
    合格発表はクリスマス前。
    いい年だったと皆に言えるように、頑張らなきゃ。
     
     
     
    10/19/2008

    今年の製図は

     
    けっこう難しかったほうらしい。
     
    今日は当日書いた図面を再現したものを採点してもらうというイベントがあって
    未完成だしな・・・と気が乗らなかったけど面談だけと思って行ってみた。
    本当は昼過ぎに行って図面書いて4時から面談の予定だったけど
    起きたのが2時で食事してから学校着いたのは3時半。
    実際持って帰ってきたエスキス(下書き)用紙を見ても
    実際書きながら変更したところも多いし30分じゃどうにもならないけどまあ参考にということで
    係員の人がエスキス用紙を回収してしばらくしたら呼ばれて面談が始まった。
    基本的なプランはしっかりしているということで
    今年は難度が高かっただけに図面次第ではわかんないよと言われたけど、
    ホテルの部屋数間違えてるのは致命的だろうなあ・・・どこまで書き加えたか覚えてないけど
     
    限られた時間の中で問題を整理して、許される妥協点の中で完成させる。
    これはこれからやっていくあらゆる仕事に通じることだから
    この2ヶ月間は無駄にはならないしあと1年やる価値はあることだと思う。
     
    とりあえず正月までは試験のことは忘れて遊んでくださいとのこと。
    今日は営業の人に来年合格に向けてのプランについて契約を迫られるんやろなと思っていたけど
    何だか予想に反して先生と握手してしみじみとする感じだった。
     
    明日からまた研修。最近は朝起きるのが楽しみだな。
     
     
     
     
     
    10/15/2008

    CAD研修

    今日はCAD研修で設計部のある20階から14階までパソコンを運ぶところから始まった。
    設備配管用の純3DCADは初めて触ったけど本当によく出来ている。
    現場にいた協力会社の人達はこんなに便利なものを使っていたのかという感じ。
    ただどんなに進化していてもCADは道具にすぎないから、なぜそこにその線を引くのかをいつも考えて
    いつか自分の意思を乗せられるように技術を使いこなせるようになりたいなと思った。
     
    設計はよく現場に「納まりません」と言われるみたいだけど
    お世話になった生産設計の長からは
    現場に納まる手順まで教えてあげられるくらいになれと
    現場を出るとき言われた。
    絵に描いた餅ではなくて餅になる絵を描けと。
    いい餅の何たるかを知るのもまだまだ途上で
    先は長いけど頑張りたいと思う。
     
    その設計長は面白い人だった。
    外見は怖くて現場でも威圧感たっぷりなのに
    家庭ではお小遣い制で
    息子にキーパーグローブ買ってやったら今月あと2000円しかないとか言ってたし
    夏休みシーズンは奥さんがお弁当作らないから
    「俺最近シーチキンにはまっててな」とかいって
    自分でラップで握ったおにぎりと特売でまとめ買いしたシーチキンを毎日食べていた。
     
     
     
     
    10/13/2008

    一級建築士製図試験

    先週の金曜日が現場研修最終日、急遽朝礼を担当して最後に挨拶をして、引継ぎやら方付けやらで慌しく終わった。
    土曜日に最後の勉強をして、いざ試験。
     
    結果は残念なことになりそう。
     
    前日にトレースした課題と実際の試験問題がかなり似ていて、プラン自体も何とかなりそうだったけど
    意外とコア(エレベーター、階段)の位置がまとまらず
    もう製図に入らなきゃいけない時間で調整する部分を残していて、30分ほど出遅れたこと、
    エスキスの曖昧な部分、その場で決める部分に引きずられて製図の勧め方にムラがあったこと
    色々反省点はあるけど
    ・要求図面の不備(断面図作図不足)
    ・面積表、計画の要点の不備(未記入部分有り)
    ということで未完成扱いで失格だと思われる。
    最悪間に合わせようと思えば手はあったはずなのにその為の時間配分が出来なかったのが残念。
    チャンスはあったと後から悔やんでもきりがないけど準備も覚悟も実力も足りていなかったということ。
     
    来年学科免除と言うことで後一回受けられるのでそれまでにはこの日感じた課題を克服して
    どう転んでも受かるような力をつけて臨みたいと思う。
     
    学科も直前の詰め込みで通ってしまった感じだけど、有資格者にふさわしい知識も日々身に付けていけるよう、
    明日からの設計研修頑張ります。
     
    昨日の夜から今日にかけて、設備の同期の仲間と一緒に伊勢にいた。
    試験場から三重まで直行というハードスケジュールだったけど、すごく楽しかったし
    現場の話は人それぞれで頑張ってる様子を聞くと刺激になった。
     
    半年ずつの現場と設計の入れ替えの間の3連休に企画された旅行への途中参加。
    無理してでも行ったのは約束してたから、
    ってのもあるけどショックを受けたまま帰って一人で寝るより切り替えるのに良かっただろうし、
    それ以上に得るものがあって良かった。
     
    現場であったことはここまであまり日記には書けなかったけど、これから時間も出来るし、
    学んだことを整理する意味で少しずつ書けたらいいな。
     
    9/10/2008

    一級建築士一次試験

    合格してました。
     
    製図は精神的にも肉体的にもっときついけど、仕事の負担が少ない(無いとは言えないけど)今のうちに
    気持ちと勢いで受かってしまいたいな。
    7/27/2008

    一級建築士一次試験

     
    行ってきました。
    現場の空気を敢えて読まずに金曜日に代休を取って2日間必死の詰め込みに当てました。
    例年と平均がどう違うかまだわかりませんが2週間前の模試では合格圏外だったことを考えるとよく頑張った。
    まあ現場で疲れて試験中に寝てしまったってのもあるけど。
    9月までは不確定とはいえ二次の製図に行くものとして準備します。
     
    今の現場はこんな感じです。3階の床が始まったところで、
    これが終わり次第2階・1階部分への水の経路を遮断、
    内装工事がやっと始まります。
     
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    9/3/2007

    学会@福岡

    韓国の学生の接待で東京観光をしたり、
    横浜市との打ち合わせに東電と東ガスの人が現れて驚いたことや、
    お盆に久しぶりに神戸に行ったこととか、
    色々と書くことはあったはずなのにずいぶんと休んでしまったけど、久しぶりに更新。 
     
    建築学会 2007年度大会(九州)に参加の為、福岡に行ってきた。
    以前に一度だけ足を踏み入れたのは高3の修学旅行の時で、
    たまたま入ったラーメン屋が有名な「一蘭」だったことしか覚えていないので、
    ほぼ初めての街と言ってよかった。
     
    この学会のために1万5千人が集まったとか。
    友人から聞いたその数字は定かではないけど印象ではもっと多かったくらいで、
    どこにいても学会関係者らしき人を見かけないことは無くて、福岡はそれなりに大きな街だったけど、
    まるで村のお祭りのような小さな世界になっていた。
    色々挙げていくと、
     
    ・名物のもつ鍋を皆で食べていたら隣の集団も学会の話をしていた。
    この店のおかみさんはとても温かい人で、今外で皆既月食が見れるからと勧めてくれたおかげで
    当時東京では曇っていて見られない月食というものを見ることが出来た。
    多分見るのは初めてだったと思う。
    月の欠け方が不思議で、確かに昔の人なら恐れたかもしれないと思った。
     
    ・福岡の友達と飲んだ後、大林の同期が集まっているらしい飲み屋をメールでもらった地図を頼りに行って見ると、さっきまでいた店だった。
    しかも、お互い気付かなかったが席も近かった。
    大林の同期達とは当たり前のように会場の中でも会ったが、
    沢山いる内定者の中でも特に発表論文も無く「自費」で見学に来ていたのは自分だけだろう。
    ずいぶんその店に長居して歩いてホテルに帰る途中でも知り合いに遭遇した。
     
    ・伊東豊雄作のぐりんぐりん等、有名建築を見に行くと異様に見た顔ばかり歩いていた。
    それなりに不便な場所にある公園や集合住宅に行ってみると、違和感があるほど人が沢山いて、
    学会のプログラムを持っている人もいたり、よく見てみると全員が学会関係者だということがわかる。
     
    その他駅や道端でいろんな人と再会した。
     
    国大の中を歩いていても、こんなに知り合いと会う日はない。
    同じ領域を勉強している人間が、よく知らない街に集まるとものすごく濃い人の流れができる。
    色々発表も聞くには聞いたけど一番印象に残ったのはそれだった。
     
     
     
    4/17/2007

    建築の新しさとは

    先週13日の金曜日、
    今年度からスタートした横浜国大の大学院の建築家養成コース、Y-GSAの公開講座として、
    通称ジャック、横浜開港記念館にて、伊東豊雄さんの講義があった。山本理顕さん司会という豪華な顔ぶれ。
    一般の人にも無料公開するということで始まる前から行列が出来ていて、
    自分は本会場から映像と音が送られてくる部屋で受講したが、内容はとても面白かった。
     
    テーマは伊東氏による、「建築の新しさとは」。
    伊東氏の考える新しさとは何に対して、どう新しいのかがまず示され、
    具体的にせんだいメディアテーク以降の最新のプロジェクトが紹介されていった。(参考:新しいリアル
     
    その新しさの対極にあるのは20世紀の近代建築。
    装飾を排し、機能的な空間配置を純粋幾何学にまとめた、世界中に広まったスタイルを指している。
    (彼は、純粋幾何学と透明性によって、ピュアな美しさが追求されたとしている。)
    そのように透明な箱のような建築が世界中に広がった結果、
    我々は均質で人工的な空間に覆われてしまったと批判する。
     
    「私は、新しいテクノロジーを用いて、生命力に満ち、生き生きとした楽しい建築を作りたい。」
    そう強く思うようになったきっかけが、先日紹介した「せんだいメディアテーク」だという。
    美しくなくても、人間の身体に訴えかける、力強い建築を作りたい・・・そんな新しい建築の条件を彼は5つ挙げた。
     
    ①建築は、人々の動物的本能に訴えかけなくてはならない。
    理性的に美しいと思わせるよりも、本能的な心地よさを優先するということだろう。
    このルールを根拠として、彼は「洞窟のような」「森の中のような」、
    そんな原始人が知っている場所を、我々が本能的に知っている場所として、
    表現の中にかなりはっきりと取り入れている。
     
    ②建築は、自然物の構成原理に近付かなくてはならない。
    ③建築は、運動の幾何学のルールに基づいて作られなければならない。
    これは、「有機的な」造形を目指すということである。20世紀の建築に多く使われた「円」は自然界に表れることは少なく
    スパイラル」の方が圧倒的に多いから、「せんだい」も含めてスパイラルを多用していく、ということだった。
    そういえば、ガウディは懸垂曲線を多用した。
    ひもの両端を右手と左手で持って、たらしたときに出来るU字型の曲線で、
    上下反転してアーチに用いると力学的に安定する。
     
    ④建築は、新しいシンボルを備えるべきである。
    ⑤建築は、装飾を許容すべきである。
    20世紀の近代建築はシンボルを極端に嫌った結果、親しみにくいものになった。
    その後のポストモダン建築では装飾が戻ってきたが、伊東氏の言う装飾は、外見を飾ることとは少し違うらしい。
    (絵がないと説明しづらいが、延々と続くような空間を敷地の境界でばっさりと切った切断面が表面に現れるだけだ、と言っている。)
     
    一言で言えば、かなり大胆にぐにゃぐにゃとしたモノを作るということ。
     
    実例として紹介されたプロジェクトは・・・
    ケント市文化フォーラム(コンペ・落選も支援者多数)
    台中メトロポリタン・オペラハウス(上の落選案のアイデアを使用、実現予定)
     
    ボツになった模型やアイディアを含め、設計過程が本人の口から語られた。
    一見建築に見えないようなファンタジックな形を目指しながらも、
    その過程には実在する建築に向かってアイディアを淘汰していく一貫した強さがあった。
     
    洞窟っぽい建築を作ることが即ち生き生きとした建築だと言えるのか?
    そんな疑問も浮かんでくるほど彼の主張はシンプルだった。
    しかし、その一見安易な主張の裏には彼の持つ、能力、立場、知名度、影響力に対する使命感のようなものがあると思う。
     
    彼のつくる建築が、「建築界を変えたい」というメッセージを世界に最もよく伝える手段だからこそ、
    普通のものを作らないために費やされる膨大なエネルギーをその情熱が支えているのだとわかった。
     
    これからも、日本が誇るスター建築家として周りをびっくりさせていってほしい。
     
    気付けば建築のデザインそのものからは離れつつある自分ではあるけど、
    自分は自分の道で、自分の周りから世界を変えていける行動力を常に持って、
    建築界に限らず自分を支えてくれる環境に貢献していきたい、と思った。
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
    4/8/2007

    巨大なものの中で

    昨日は最近オープンした「ららぽーと横浜」、今日もまた最近六本木にオープンした「東京ミッドタウン」へと、

    立て続けに三井不動産が手がけた巨大再開発地区に行く機会があった。

    ららぽーとにはいい画材屋があって、最近また油絵を描きたいと思っているのでこれからもお世話になりそうだ。

    そこで出会った青い蝶の標本の吸い込まれるような青色に一目惚れして衝動買いしてしまった。

    枕元に飾ってある。

    ミッドタウンは数ある再開発事業の中でも外部の公園に力を入れていた。

    ただ緑の空き地を作るだけでなく、ショッピング街からスムーズに出入りできるようになっていて

    中の客を逃がさず、外の人を引き込む計算が働いている。うまい計画だと思った。

    和とデザインがメインコンセプトなだけあって、

    様々なアートや水を用いた仕掛けが随所に配置されていたり

    木目調を多用したインテリアには色々工夫があって面白かった。

    そして帰りに六本木ヒルズでディカプリオ出演の「ブラッド・ダイヤモンド」を見てきた。

    直訳すれば血のダイヤモンド、アフリカの小国・シエラレオネのダイヤモンド発掘権を巡る内戦がテーマであり、

    最後にテロップで流れるアフリカにはまだ20万人の少年兵がいるという現実の数字が重く響く作品だった。

    我々日本人を始め先進国の住民が享受する豊かな生活を支えるシステムの中に

    途上国からの搾取が含まれているのなら、自分の身の回りからそれを排除していく意識が必要だと思う。 (参考:Plan Japan)

    石ころの為に子供の手にマシンガンが渡るというのはあまりに不自然でこの上なく不幸だ。

    そんなことを考えさせながらも、エンターティーメントとしてよく仕上げられた映画だった。

    社会人になって個人の力を超えた大きなシステムに組み込まれても、

    生きていくうえでの優先順位を乱されたくないなと思う。

     

     

    3/30/2007

    せんだいメディアテーク

    先日仙台に出かけた折、かの有名な「せんだいメディアテーク」に行ってきた。(設計:伊東豊雄
    表面は完全にガラス張りだが、省エネの為に二重になっている(ダブルスキンと呼ばれる)こともあり、中はよく見えない。
    従ってこの建築の最大の特徴である、緩やかにうねった様々な太さのチューブが構造体として各階の床を貫通している様子は、
    コンペ受賞時の模型ほどには感じ取れないのが残念だった。
    コミュニティスペース、イベント会場、図書館、スタジオなどが仕切りの無い広大なフロアに配置されている様子は
    パリのポンピドゥーセンターとよく似ていて、実際コンセプトは殆ど同じだと思ったけど、
    ポンピドゥーの方が規模が大きい分成功していて、設計のコンセプトも機能と形態の整合性が取れている気がした。
    ただ、こんな建物は他に無いし、実際に中を歩くと面白くて印象的な空間であることは確かだ。
    照明計画や家具も色々凝っていて面白かった。
     
     
    1/8/2007

    グッゲンハイム美術館

    横浜に帰って少し風邪を引いていました。
     
    もう2ヶ月になろうとしているけどグッゲンハイムの写真を少し。
    ニューヨークでの各見所のチケットがセットになった’’CITY PASS’’にも入っていたが、
    その日は友人の社員証で入館した。
    残念だったのはそのカタツムリにも似た外観が現在補修工事中で足場が組まれており全く見えなかったこと。
    塗装が全てはがされてコンクリートがむき出しになっていた。
    内部は思ったよりも小さく、エレベーターで一番上まで行って降りるのが主流と聞いていたが
    そのままスロープを歩いて上る人も多かった。
    らせん状のスロープに沿って作品が展示されているので吹き抜けからは色々な作品とそれを眺める人たちが小さく見えるのが面白い。
    バランスよく配置された正三角形の照明や、ホールに設けられた噴水はもちろん受付の机から椅子に至るまで空間にあわせて円弧状。
    デザイナーの主張が強烈に感じられた。
    つや消しのクリーム色が見せる陰影が美しくて何度も上ったり降りたりして軽く登山したくらい歩いた。
    撮影は1Fからしか許可されていない。が当然のように撮りまくる観光客たち。
    自分も何度か撮らせてもらった。何度か注意され、3度目のおばちゃんにきつくしかられたところでストップした。
    11/27/2006

    愛用のソファー・・・

    背もたれと、座の部分を、上下逆に使っていたことに、4年以上使い続けて今日気付いた・・・。
    友人を泊める時などに平らにしたとき以外は殆ど
    四年間重さのかかっていなかったクッションはまるで新品。
    はっきり言ってどちらでも使えなくもない、が逆にしたとき明らかに
    椅子が俺は本来こうして使われるためにデザインされたのだと言った気がした。
    ショックだ・・・けど部屋が快適になって嬉しい。
    11/13/2006

    我が家の光環境

    音・光環境(一応温熱も)研究室の同僚の部屋は
    音と光にすごくこだわっていたのに触発されて自分も部屋の照明を完全に一新した。
    若干薄暗いようでいて手元は明るく、以前の均質な白い光と違って何だか良い雰囲気になった。
    輝度がかなり高いので上を見るとちょっとまぶしいがなかなか綺麗だ。
    こうなるとフロアスタンドがやはり一個欲しくなる。
     
    レールはヨドバシで大体7000円、100Wのスポットライト約5000円、
    50Wのは約3000円のが二つ。
    取り付けは5分で終わった。
     
    今一番辞めたいバイトNO.1、平塚での音環境測定の手伝い、の給料が入ったおかげで楽にそろった。
    久々に良い買い物をしたと思う。
    11/5/2006

    新宿の小さな韓国

    通称コリアンタウン・全人口の4割を外国人が占めるといわれる新大久保駅周辺に行ってきた。
    外国人が多いというだけでも外国人にとっては住みやすさを感じることが出来る。
    自分もロンドンにいたときは日本語を含めたいろんな言語が飛び交う街を歩いていて
    自分がマイノリティーに属していると感じる必要はなくて心地よかった。
    とはいえ日本人にとっては問題点も多く目に付く街となっている。
    今回はその居住環境の調査という課題のために写真をいくつか仲間と撮りに行った。
     
    地域で韓国と日本との相互理解のために活動しているという団体の高麗博物館というものにも行って話を聞くと
    活動の実態はもっと政治的で、彼らの歴史観を発信する場所になっていた。
    仲良くなるにはお互いを知らないといけない・・・そう責任者の方(多分)はおっしゃっていたが
    日本と朝鮮半島にはまだまだ難しい溝が横たわっているのだろうか。
    少なくともあの空間には。彼らはどんな未来を目指しているんだろう?
     
    そこで予想外に時間をとられた後、軽く交番で治安について話を聞いて、韓国料理屋へ。
    話をしてくれたおまわりさん、彼は自分のことをおまわりさんと呼んでいてそれが何だか可愛かったが
    現在メジャー挑戦を表明している桑田投手に似ている正義感の強そうな人だった。
     
    桑田さんによると巷で言われているほどは危険じゃないそうだ。
    近年かなりパトロールには力を入れているらしい。
    実際自転車でパトロールする警察官の姿をかなりの頻度で目にした。
     
     
     
     
     
    10/16/2006

    プレゼン

    建築デザイン論の発表は不安と反してうまくいった。
    インターン最後のプレゼンで何か、プレゼンのときの呼吸のようなものをつかめた気がする。
    バイト先の塾で授業すること6年、基本的に形式は違うけど人にどう伝えるかということでは同じ。
    場数と共にやっとそれが体の中でも一致してきた感じがする。
    出来るだけシンプルに情報を共有できるようにする努力に加えて
    伝わるんだろうか、という不安も熱意を持って伝える為に必要なのかもしれない。
    周りを良く見ることや相手に考える時間を与える為の間も大切。
    学部の頃は伝えることよりも作ることの方に熱中してしまいあらぬ方向へと進んでいたような気がする。
     
     
     
    9/9/2006

    上野散策

    お世話になった韓国の大学から頼まれている室内温度等の測定で、
    美術館・博物館で10箇所取る為に上野に行ってきた。
    行ったのは上野の森美術館、国立西洋美術館、国立科学博物館、国立博物館、都立美術館、
    美術館じゃないけどついでに前川國男の東京文化会館の中も。
    とはいえ鑑賞している時間は無くほとんどエントランスで測定してきた。
    ダリの特集が確か今月下旬から。
    ただ、国立博物館だけは門の外に券売機があって庭に入ることすら出来無そうだったので仕方なくお金を払った。
    見ると一般450円・大学生130円。大学院生だけどいいのかなと思ったけど130円で入れた。安い!
    巨大な鉄筋コンクリートの和風の建物の威圧感は大英博物館にも負けていなかった。
    そして日本の木彫りの仏像を見る。自分も仏像の良さがわかる年になったのか、
    その繊細な美しさに感動して涙が出そうになった。
    思った以上に展示が良かったので予定よりも時間を使ってしまい
    他に必要なオフィスだとかスーパーとかのデータは取れなかった。
    そもそも上野にあんまり普通のスーパーもオフィスも見当たらなかったし。
    帰り道、
    悪徳キャッチセールスの美術品直売ギャラリーの女の人に勧められ
    とりあえずこれもギャラリーのうちかなとだけ思い中に入ると
    若者に販売員が何かに取り憑かれたように「この出会い・・・!あなただけに60万という価格・・・」とか何とかしゃべっていて
    若者の方も「なるほど・・・」とか言っていたのでその若者が借金してくだらない絵に60万円払う姿を想像してしまい心配になった。
    3万円くらいなら買ってもいいのかもしれないけど・・・。
    幸い販売員は一人しかいないらしく誰も近づいてこなかったので
    とりあえず自分は温度と湿度等メモして「それじゃどうも!」と言って笑顔で脱出。
     
    ダリ展見たいし今度はゆっくり上野に行きたいと思った。
    上野公園では珍しい楽器の演奏に人だかりが出来ていた。いい音だった。
     
    オフィスのデータはインターン先で取ろうと思う。